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□LoveLove My Master!!
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僕のマスターはとっても美人さんで、可愛くて、優しくてお仕事も出来る凄い人!

そんなマスターが僕は大好きです!!


今日はお仕事がお休みで一日家に居てくれてるんだけど,マスターってばさっきから本ばっかり...

もっともっと僕と遊んでほしいのに...
ずっとマスターに見つめられてる本が凄く羨ましい

「あの...えと...マスター」

構って欲しくて本を読むマスターの服の裾を少し引っ張って話かけてみる

『んー?』

マスターは視線を本に向けたまま答える

僕のこと...見てほしいのに

「その...何読んでるの?」

『友達に借りた小説だよ、新巻でたから借りたの』

「へぇ...面白い?」

『うん』

「...そっか」

全然こっちを見てくれないマスター
寂しくて、涙が出そうになる
僕は掴んでいたマスターの服を離した

『レン?』

その声が聞こえて顔を上げると僕の両頬にマスターの手の平が添えられた

ちらりと見ると、マスターの横には栞も挟まれずに閉じられた小説が置かれていた

『どうしたの?』

「ふぇ!?な、何でもないよ!...ただ、ちょっと...寂しくて...マスター、本ばっかりで...」

何でもないと言う割に次から次へと溢れる本音
お願い、わかってマスター...僕の事構って、遊んで、抱きしめてよ...

『本にヤキモチ妬いた?』

「えっ...あ...ぅん」

『ふふっ...そっかぁ』

少し嬉しそうに笑うマスター
むぅ...僕は全然嬉しくないのに!僕の方向いてくれたのは嬉しいけど...

「ばっ、ばか!ばかばか!マスターのばかぁ!僕寂しかったんだからぁ!!」

ポカポカとマスターのお腹を叩くとマスターに両手を捕まれて止められてしまった

『ゴメンね』

「うー、マスターなんかっ...んぅ!」

マスターなんか知らないって言おうとした言葉は声になる事は無く、マスターに掻き消されてしまった

『......っ』

「...あ......は...ふぁ」

マスターの舌が入って来て頭がふわふわしてボーっとする
息ができなくて少し苦しい

『っは』

「...はぁ、あ.....はふ」

マスターがようやく唇を離すと飲み込めなかった唾液が口元を伝った

力が入ら無くてマスターの腕の中にポスッと倒れ込む
僕を抱きしめて頭を撫でてくれるマスターの手が気持ちいい

『これで許してくれる?』

「...ばか」

そんなことしなくたってマスターなら何されても許しちゃうよ

意地悪で、僕なんかより何枚も上手なマスター

だけど、そんなマスターもやっぱり大好きです!!


LoveLove My Master!!

(ま、ますたぁ...)
(んー?)
(も、もっかい...して欲しいな)
(ふふっ...そんな事なら何回でも!)
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