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□私的性別論
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女の子って不思議だなって思う事がある
『決めた!私は決めたよレン!』
「何を?」
『私ダイエットする!』
こうゆう時とか特に
「マスター痩せてんじゃん」
『痩せてないよ、正月太りしたもん』
「いやいや、これで太ってるはないでしょ」
マスターの後ろから腕を回してお腹の所に抱き着く
うん、細い
力入れたらすぐに壊れちゃいそうなくらいに
痩せてるのにダイエット思考する...女の子って本当変な生き物だよなぁ(確か前にリンもダイエットするとか言ってた)
「マスターそれ以上痩せたら骨と皮だけになっちゃうよ?」
『だってさぁ...リンだってミクだって凄い細いし、メイコとルカなんて胸まで大きいし...このままだと私レンに釣り合わないもん』
.........。
何だこのマスターめっちゃ可愛い
くそ、無駄にドキッとした
「今でも十分釣り合ってるよ、むしろ俺の方が劣ってるくらい...マスターはどんな人より可愛いよ」
『なっ...レ、レンだってどんな人よりカッコイイよ!』
ギュッと抱き着く力を強めれば、少し苦しいくらいの力で抱き返して、頭を撫でるマスター
俺、子供扱いされてる?
子供扱いすんなって言いたかったけど、マスターの手が気持ち良かったから我慢する
『レンこそ、変な事しちゃダメだからね?そのままのレンでいてよ』
「...ん」
『ふふっ、偉い』
あれ?いつの間にかマスターのペースになってる?
何かマスターには何しても敵わない気がしてきた...
マスターの些細な行動とか発言で振り回されちゃう俺って上手くマスターの手の平で転がされてるのかも
まぁ、それも良いかもとか思ってしまうのは惚れた弱みという物なのだろうか?
私的性別論
結論:女の子って怖い生き物
(俺を手の平で転がす君には何をしても敵わない)