捧・貰

□煌めきの中で
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7月も後半を迎え、更に暑さが増して行く今日この頃

一歩外に踏み出せば一瞬で自分が目玉焼きになるのでは?というくらいの日差しと、聞くだけでイライラが募る蝉の声

もちろん私の不愉快指数はかつてないほどに高い


「だからって一日中家でゴロゴロするなよな」

『レンきゅんそれは私に溶け消えろと言っているのかね?』

リビングのクーラーをガンガンにつけ、その風が直当たるというベストポジションのソファーの上でゴロゴロしていた私に買い出しから帰ってきたレンが声をかけてきた


「レンきゅん言うな...マスターがアイスアイスって煩いから俺がわざわざ買って来てやったのに」

ほら...と私にコンビニで買ってきた〇リ〇リ君を放り投げる

コイツ...ちゃっかり自分の分も買って来たな...

私の隣に座って自分のアイスを食べ始めた瞬間に「あ...」とレンが呟いた

『何?』

「さっきコンビニに行ったらさ、この近くの花火大会のポスターが貼ってあって...」

『花火大会?』

そういえば花火大会なんてここ数年行っていないような気がする
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