書架(CYパラレル)

□3.いっしょにおふろ
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「……では、お願いしても良いですか……?」
「うんっ!!」
我ながらユーリの涙にはとことん弱い。
「お背中流しましょうかー」
「それもちゃんと云うんですね」
「うん」
そんな話をし乍らも、ユーリは泡立てたタオルで背中を擦ってくれる。ユーリが一生懸命洗ってくれているのを見ているだけで、何とも微笑ましい気持ちになる。
「流しますよー」
先程のコンラートを真似るように声をかけてから、シャワーで背中を流してくれる。
「はいっ、終わったよー」
「有難う御座居ます、ユーリ」
笑いかけたコンラートは、すっかり身体が冷えてしまったユーリを抱き上げて、お湯をはった湯船に身体を沈めた。



to be continued.
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