*Starry★Sky

□錫也夢【不安】
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鬱かもしれない


病院に行ったわけでもないし誰かに指摘されたわけでもないけど


自分の判断だけど


最近変なんだ


急にすごく気分が落ち込む


皆と楽しく話してたはずな時

普通に授業を受けてる時


別に何も寂しい事なんてないのに

笑えなくなる時がある


孤独に似たような


ひとりぼっちに似たような感覚が

黒い寂しさが私を襲うんだ



でもそんな事友達に言えない

暗い奴だと思われるから


もう裏切られるのは嫌だから



優しくしてくれる事を期待してた



寄りかかったらすぐ離れていっちゃった



馬鹿みたい







「名前?」

不意に月子に呼ばれた

「ん?」

笑顔で月子の方を見る


「大丈夫?」

心配そうにこちらを見るので「何が?」と答える


「おめぇ、さっきすげぇ面してたぞ」

哉太が言う

「えっ?どんな表情してた?」

「何か思いつめたような…険しいような。何かあったのか?」

いつのまにか表情に出てた

哉太達は星月学園に転入してきた時最初に仲良くなった人達

良い人

良い友達


でも話したくはない

自分の本音を

今の状態を


めんどくさい奴なんて思われたくないから


「何もないよ^^ボーッとしてた!」

「あれがボーッとしてた顔かよ…」

哉太はあきれたように顔をしかめた

「俺等に言いにくい事?」

錫也は心配そうな表情をしてくれる

「ううん。ホントに何もないよ^^あ!そう言えば面白そうな映画あってさー!」


話題を変えたら上手くその場は乗りきった



「じゃぁね〜」

寮に月子と一緒に入る


「…」


急にあの寂しさがまた私を襲う


「今日の英語の授業難しかったね〜」

月子が話しかける

「…ごめん、忘れ物しちゃった!」

「何忘れたの?」

「携帯!取ってくる^^またあとでね」


私は持ってるはずの携帯を忘れ物と嘘をつき1人学校に戻った


どうしよう


今すごく気分が落ち込んでる


前よりもこの症状が酷くなってるのがわかった


以前は数分経てば治ったが最近なかなか治まらない

数十分も続く時がある


とりあえず教室までたどり着いた

私は自分の机の前でこの症状が治まるのをじっと待った
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