*Starry★Sky
□錫也夢【あなたは最後まで】
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「錫也…ごめんね」
灯りの少ない歩道で名前は泣いていた
足元にはキレイな花束
向こう側から来る車のライトが名前を照らす
名前はひとつ 涙をこぼした
【あ な た は 最 後 ま で】
「ごめんねー;私の買い物なんかに付き合わせちゃって」
「別に良いよ^^彼女をこんな時間に歩かせるわけにもいかないし」
名前は欲しい物があると言って錫也を半ば無理矢理買い物に付き合わせた
「それでねー、」
話をする2人
すると後ろからものすごい勢いで車が来た
車はよろよろと安定しない走りで錫也達の方に向かった
ドーン、と大きな音がする
それと同時に錫也は名前を押した
「いった・・・・・錫也?」
何が起きたかわからない状況で名前は錫也の方を見た
名前の目にとまったのは血まみれの錫也
「よかっ・・・た」
錫也はそう言い残すと静かに呼吸を止めた
__________。。。。。
「私が買い物に付き合わせなければ・・・錫也は死ななかったよね?」
ベットにうずくまってただあの日を悔やんでた
毎日無気力な日々を過ごしてた
「ごめんね・・・ごめんね・・・」
__ある朝__
〜♪〜♪
携帯のアラームが鳴る
「ん・・・」
机に伏せたまま寝てしまったようだ
携帯を開きなんとなく日付を見る
≪10月4日≫
そんなはずない
10月なんてとっくに過ぎている
それにこの日はテストがあって、もう終わった
今日は11月の24日のはず
名前はカレンダーを見た
カレンダーは10月を開いていた
3日までのバツ印があった
名前は急いでテレビを見た
「「10月4日、だんだん冬の寒さに近づいてきましたね___」」
「10月・・・4日?」
アナウンサーが今日の日付を言う
どのチャンネルも10月4日と表示されてる
テレビ全部が間違えるはずはない
「もしかして・・・過去に戻った?」
名前は疑ったまま学校に行った