*Starry★Sky
□月子【大嫌い】
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皆に好かれてるあなたが嫌い
可愛い笑顔で話しかけてくるあなたが嫌い
守られてばっかのあなたが嫌い
「私、月子ちゃん嫌い」
「え…?」
2人になった教室で名前は口を開いた
普段は笑って月子ちゃんに話してた
だけど月子ちゃんには私なんかよりずっと良い友達が居て
すごく大切にされていて
愛されていて
私とは正反対だった
「名前…?」
驚いたように名前を見る
「じゃぁね」
理由は言わずに教室を出た
嫌い
愛されて生きてきた子なんて
私が傍に居ちゃいけないんだ
キレイな人じゃなきゃ月子ちゃんの傍には居ちゃいけない
名前は屋上へ走った
「っ…」
愛されたいと振る舞うほどに
嫌な奴になってしまうよ
結局誰からも愛されなかった
「名前!」
月子が後を追いかけてきた
「名前、どうして…私何か悪い事しちゃった?」
自分が悪いから名前に嫌われたと思った月子
「したならゴメンね!私、気付かずに…」
「月子ちゃんは愛されてて良いよね」
名前が話し始めた