。しりあす2*長編
□6ある事ない事。
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1人で校内探検をしてたら3年の人に声をかけられた
「名前ちゃんでしょ。君は護衛居ないの?」
「護衛?」
「夜久ちゃんについてる七海哉太とか」
「あぁ!」
哉太達は確かに月子の護衛してるな
悪い虫がつかないように
「私はそんなん居ないよー。でも単独行動もあんま出来ないけど。迷うし」
皆と一緒が良いってゆーわけでもないし
1人が好きなわけでもない
気まぐれで1人になったり皆のとこ行ったりしてる
「なら良かった^^夜久ちゃんには近づけなかったから」
「月子には手出しちゃダメっスよww私も許さない♪」
チャラい男なら月子には近づかせないもーん
「じゃぁ君には手出して良いんだ?なら俺と付き合ってよ」
「軽い男はキラーイ☆じゃぁね〜」
こーゆうタイプほんと無理
どの面さげて言ってんだよww
私はさっさとその場を去ろうとしたけど腕を掴まれた
「男と何人も付き合ってんでしょ?軽いノリで」
「は?」
何それ
「誰からの情報?」
「噂。君となら簡単に付き合えるって」
「…」
いつの間にかそんな噂があったのか
誰だよほざいた奴
何かイライラしてきた
「私そんなんじゃないんで〜。彼氏とか性格良くなきゃ絶対付き合えないからー^^」
イライラを抑えてニコリと笑い振りほどこうとする
「けど男といっぱい喋ってんじゃん。男目当てで来たんでしょ?」
腕を離さない3年の男は根拠もない事言ってきた
誰が男子だらけだと知ってて自分から行くかよ
こっちだって事情あんだよ
「男とか作る気ないス。」
「遊んだ方が楽しんだ?なら俺とセフレで良いじゃん」
コイツ…
自分の都合のいいように話進めるな
「あんたみたいなクズ男は友達にもなりたくないわ^^」
あくまでも笑顔で
「は?調子乗ってんの?」
何が何が何が
調子乗ってんのそっちだろーよ
「ごめんなさーい。私思った事口にしちゃうタイプなんで!お世辞とか言えない!」
「君俺を怒らせたいの?」
「クズじゃないの?」
挑発するような笑顔で見てやった
「てめぇ…来いよ」
男は腕を引っ張って私を何処かに連れてこうとする
「離せよクズ野郎!」
後頭部を思い切り殴ってやった
男は「うっ」と鈍い声を発して頭を抑えながら地面にしゃがみこんでいった
後頭部は危ない所だけどww
私はマッハで逃げた
「ハァ…ハァ…」
しばらく全力で走ったらかなり疲れた
「大丈夫ですか?」
少しかかんでる状態で前に人の足が見えた
見上げると淡い赤色の髪色をした人
ネクタイ赤だから同じ学年か
「や…大丈夫…」
肩でしてた息をムリヤリ落ち着かせる
「そんなに走ってどうかしたんですか?」
「ちょっとね;あー…疲れた…マジ疲れた!!あ!」
まだ心臓がバクバクいってるけど重要な事思いだした
「天文科は次プラネタリウム見るらしんだよね!そこって何処?」
「神話科もプラネタリウムなんですよ。一緒に行きましょうか?」
「じゃぁ一緒に行こ!」
合同授業なんてあるんだ
てか神話科って神話を勉強するのか?
質問しようと思ってたら先に相手は話してきた
「僕は神話科の青空颯斗です。あなたは名字名前さんですよね?」
「敬語もさん付けもしなくて良いよ!」
「すみません。僕の癖で…何と呼んだら良いですか?」
「さん付けだからなぁ…下の名前で良いよ〜。他の人も下で呼ぶ人居るし」
「では名前さんと呼びますね^^」
ちょっと違和感
名前のさん付けなんてめったにされないのもそうだけど
颯斗自身に何となく違和感を感じた
何か…気遣われてんのかな
あーでも颯斗は私みたいなタイプ苦手そう
何か一緒に同行させて悪いな
会話をしながら廊下を歩くとプラネタリウム室に着いた
「ありがとうー!」
(でも苦手とゆう感じもしなかった)
(何でだろう)