。しりあす2*長編

□6ある事ない事。
1ページ/1ページ

1人で校内探検をしてたら3年の人に声をかけられた

「名前ちゃんでしょ。君は護衛居ないの?」

「護衛?」

「夜久ちゃんについてる七海哉太とか」

「あぁ!」

哉太達は確かに月子の護衛してるな

悪い虫がつかないように

「私はそんなん居ないよー。でも単独行動もあんま出来ないけど。迷うし」

皆と一緒が良いってゆーわけでもないし

1人が好きなわけでもない

気まぐれで1人になったり皆のとこ行ったりしてる

「なら良かった^^夜久ちゃんには近づけなかったから」

「月子には手出しちゃダメっスよww私も許さない♪」

チャラい男なら月子には近づかせないもーん

「じゃぁ君には手出して良いんだ?なら俺と付き合ってよ」

「軽い男はキラーイ☆じゃぁね〜」

こーゆうタイプほんと無理

どの面さげて言ってんだよww


私はさっさとその場を去ろうとしたけど腕を掴まれた

「男と何人も付き合ってんでしょ?軽いノリで」

「は?」

何それ

「誰からの情報?」

「噂。君となら簡単に付き合えるって」

「…」

いつの間にかそんな噂があったのか

誰だよほざいた奴

何かイライラしてきた

「私そんなんじゃないんで〜。彼氏とか性格良くなきゃ絶対付き合えないからー^^」

イライラを抑えてニコリと笑い振りほどこうとする

「けど男といっぱい喋ってんじゃん。男目当てで来たんでしょ?」

腕を離さない3年の男は根拠もない事言ってきた

誰が男子だらけだと知ってて自分から行くかよ

こっちだって事情あんだよ

「男とか作る気ないス。」

「遊んだ方が楽しんだ?なら俺とセフレで良いじゃん」

コイツ…

自分の都合のいいように話進めるな

「あんたみたいなクズ男は友達にもなりたくないわ^^」

あくまでも笑顔で

「は?調子乗ってんの?」

何が何が何が

調子乗ってんのそっちだろーよ

「ごめんなさーい。私思った事口にしちゃうタイプなんで!お世辞とか言えない!」

「君俺を怒らせたいの?」

「クズじゃないの?」

挑発するような笑顔で見てやった

「てめぇ…来いよ」

男は腕を引っ張って私を何処かに連れてこうとする

「離せよクズ野郎!」

後頭部を思い切り殴ってやった

男は「うっ」と鈍い声を発して頭を抑えながら地面にしゃがみこんでいった

後頭部は危ない所だけどww

私はマッハで逃げた


「ハァ…ハァ…」

しばらく全力で走ったらかなり疲れた

「大丈夫ですか?」

少しかかんでる状態で前に人の足が見えた

見上げると淡い赤色の髪色をした人

ネクタイ赤だから同じ学年か

「や…大丈夫…」

肩でしてた息をムリヤリ落ち着かせる

「そんなに走ってどうかしたんですか?」

「ちょっとね;あー…疲れた…マジ疲れた!!あ!」

まだ心臓がバクバクいってるけど重要な事思いだした

「天文科は次プラネタリウム見るらしんだよね!そこって何処?」

「神話科もプラネタリウムなんですよ。一緒に行きましょうか?」

「じゃぁ一緒に行こ!」

合同授業なんてあるんだ

てか神話科って神話を勉強するのか?

質問しようと思ってたら先に相手は話してきた

「僕は神話科の青空颯斗です。あなたは名字名前さんですよね?」

「敬語もさん付けもしなくて良いよ!」

「すみません。僕の癖で…何と呼んだら良いですか?」

「さん付けだからなぁ…下の名前で良いよ〜。他の人も下で呼ぶ人居るし」

「では名前さんと呼びますね^^」

ちょっと違和感

名前のさん付けなんてめったにされないのもそうだけど

颯斗自身に何となく違和感を感じた

何か…気遣われてんのかな

あーでも颯斗は私みたいなタイプ苦手そう

何か一緒に同行させて悪いな


会話をしながら廊下を歩くとプラネタリウム室に着いた

「ありがとうー!」




(でも苦手とゆう感じもしなかった)


(何でだろう)

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ