。超嫌われ*長編

□6「呼び出しコール」
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名前は1人放課後残った


そして心当たりがあるこの紙を書いた人を何人か頭に思い浮かべ3年の教室へと行った


ガラ、と誰も居ない教室に入る


そして先生の机に置いてある詳しく書いてある方の名簿を取った

「確か……」

顔写真を見ながらペラペラとめくっていく

「コイツだ…あとコイツと…」

そして出席番号通りの机に行き中から敵当にノートを引っ張り出した

何ページかを携帯で撮って何事もなかったかのように教室を出てった



次の日授業中に携帯をいじっていた名前

星月学園の机は中が見えないように仕切りみたいなのあるので携帯はバレない


「決まりだな…」

ニヤリと笑い呟いた

そして席を立つ

「どうした名字?」

「お腹痛い気がするからちょっと抜ける」

「大丈夫かっ?調子悪ければ後で先生が「大丈夫だから」

そう言って教室を出た名前

「…直ちゃーん。あれ絶対サボりだよ。全然具合悪そうじゃないよ、あれ」

1人のクラスメイトが言った





ピンポーンパーンポーン…


授業中の放送に全員の先生が話すのをやめる

それと同時に生徒も静かになる



「3年D組の伊藤武。てめぇ私になりすましてもう1人の女子に
 クソ女っつー紙書いただろ?文字の癖でわかったんだよ!!
 私を口説こうとした時1番タイプじゃないって言われて腹立ったんだろ?」


全クラスが一斉にザワついた


先生達は慌てて放送室に向かう


放送はまだ続く

「やる事が汚ぇんだよクズ男が!言いたい事あんなら直接言いに来いよ?
 もちろん、今のこれで言いたい事あるに決まってるよな?
 行ってやるから待ってろチキン野郎!!!」


そう言って放送は終わった

名前は急いで放送室から出て3年のクラスへと走った



「おい、来たぞ!」

3年が名前を指差した


構わずガラッと勢いよくドアを開けた

「ねぇ、何か言いたい事あんじゃないの?」

「てめぇ!!俺がした証拠なんてねぇだろ!!」

「あんたのノートで゛嬢″ってゆう漢字たまたま見つけたんだよね。
 よく見たら線一本多かったんだよね〜。それに、文字の癖。
 ネットでもプロに確かめてもらったからアンタだっての確実なんだよ!」


そう、授業中に立ちあがったのはネットで本人とあの時わかったから

それに授業だと静かなので皆注目しやすい

名前はその静けさを狙っていた


「言いたい事あんなら直接言えよ?玉なしか?あぁ?」


名前の言葉に他の3年がププッと笑う

「おい!名字!!どういう事だ!?」

先生が来て、放課後は名前、月子、その男の3人で進路指導室に居た


「あ〜あ…うっせぇな」

最後に出てきたのは名前

名前が1番長く叱られた


「何」

名前の目の前に居たのは七海

「…疑って悪かったな」


名前は何も言わずに去ろうとした

「おい」

だが別の声によって止められた


「あっ一樹先輩!」

七海の声色が変わる

「よう哉太^^今コイツとの話は終わったか?」

生徒会長の不知火だ

「終わったっつーか…まぁ、もう用はないっス」

「そうか。おい、名字名前。話がある。着いてこい」


名前は無視して帰ろうとしたが腕を掴まれた

「はなしてくんない?」

「俺の命令は絶対だ。来い」


不知火は名前の腕を引っ張り上の階へと上がって行った



「ちょっと、何なの。」


ソファに座らせられた名前


「手荒なマネしてすまなかったな。言い遅れた、俺は生徒会長の不知火一樹」

「は?生徒会長?…もう先生達に散々怒られたっての。
 じっとしてんのキツかったんだからもう勘弁してよ」


名前は立とうするが不知火に両肩を上から抑えられ再びソファに座らされる

「…」

キッと睨んだ

「まぁ、そう睨むな。何で呼ばれたかわかってんなら話は早いな。」

「10秒で終わらせて。」

「却下。俺は早口得意じゃないんでな」

「わかったから早く説教してよ」


名前はめんどくさそうにソファにもたれかかった

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