。嫌われ(氷帝)*長編

□12*嫌だよ
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辛そうに話してた陸











「っ・・・酷いよ陸!陸だけ信じてたのに・・・」



「ゴメン。・・・謝って済む問題じゃねーから好きなだけ殴って良いぜ・・。」


そう言って陸は下を向いた



「・・・もう近づかないで。誰も信じたくない。」


「名字!」



私は部室を出た



私の名前を呼ぶ宍戸の声が聞こえた




私は屋上に上がってった





















矛盾してるよね



昔に戻りたいって言ってたくせに



信じたくない、なんて







許したい









許せるかわからない




やっぱ昔に戻るのは無理なのかな




私がこんなんじゃ・・・









「名前・・・」



突然ジロちゃんの声がした



「ジロちゃ…」



振り向こうとした瞬間




フワッとジロちゃんが私を抱きしめた



それは恋愛感情の好きとかではなく

ただ素直な好きってのが伝わった




ジロちゃんらしいかな



「ごめん・・ごめんね名前・・・。俺酷いこと言った・・・
裏切り者は俺等だね・・・ごめ・・・ん」








「慈郎ー離れろよ・・・」



がっくんの声がした



忍足がジロちゃんを私から引き離す



「慈郎、独り占めあかんで!」



その言葉に私は笑みがこぼれた



それと同時にがっくんが頭を下げて謝った



「・・・ごめん名前!殴ったりとかして・・・ほんと・・・ごめん・・」



「俺も・・・ホンマ悪かったわ・・・傷つけて・・・」



「名前さん、俺も・・・ごめ・・・なさい・・っ」



そのあとに続いて皆謝ってきた



跡部も日吉も樺地も宍戸も




「許せとは言わねぇ・・・冷たく態度とっても構わない。
一生俺達の事嫌いでも良い。だけど俺達は本当に反省してる・・・。」




「それだけわかってくれれば俺達は満足です。」




跡部に続いて日吉















「嫌だ。」








R軍皆が驚く

でもしょうがないってゆう風に私を見ていた










「嫌だよ。」

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