。嫌われ(氷帝)*長編

□7*屋上
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最近はR軍に屋上に呼び出されて暴行されるようになった



顔はわかりやすいから避けているのか、
女子だから避けてくれてるのか


優しいのか優しくないのかわかんないけど助かるかな













ドカッ



腹に激痛が走る

大体、がっくんから始まる


1番感情の左右が激しいからかな


「最低や。」


「信じてたのによ!」


「ホントに人ですか?」


次々くる罵声



毎日同じこと言って、よくあきないよね



ジロちゃんと日吉は冷たい目でただ見てるだけだった



その方が楽しいのかな、きっと。




休み時間の30分間、ほぼ蹴られたり、殴られたり、罵声だった



だけど倒れるふりすれば止めてくれるけどね



「また明日来いよ。」



跡部が言った



皆が後に続いて帰る



もう暴行されてから何か月経っただろう



痛みは慣れたとは言えない



けど前より痛みの覚悟は出来てきた










せめて






心が痛みに慣れてくれれば



少なくともこの頬を伝う涙を見ずに、強く過ごせてるだろうな




「名字」





陸が来た



この頃はR軍が帰ったあと、傷の手当をしてくれる

「保健室行くぞ。」

「うん。」

陸だけが


この痛みを分かってくれてるような気がして




嬉しかった

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