。嫌われ(氷帝)*長編
□5*アザ
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その次も荒らされたり、物が盗まれたりした
皆、もう私だって思ってる
鍵はマネが居ない時みたいにR軍達で管理するようになった
だけどマネだから部室に入らなくちゃいけない事は当然で
私の居ない間に誰かがタオルにカミソリ入れたり
ドリンクの中に砂入れたり
私が嫌いなのか
R軍達が嫌いなのか
私に用があるんなら直接言ってよ
皆は関係ないよ・・・
いつの日か、体にアザがつくようになってきた
それはもう、いつもの事で
ただ、否定の言葉を繰り返し、
1人で静かに泣いてるだけだった
部室荒らしをしているのは多分、私に恨みをもつ女子だと思う
やり方が卑怯だ
呼び出して殴られた方が何倍も良い
大好きな人達と前みたいに喋れないのは何倍も辛い
腕についたいくつものアザをさすって
ゆっくり流れる雲を見ながら1人で寂しく立っていた