通常小説

□Reverse
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空港は車で十五分くらいしかかからない。空の便に関しては非常に便利なところに俺は住んでいる。 

だが、正直俺にとっては全く有益ではない。役に立つのは世界をあちこち回ってる父親くらいだ。出来ればもっと駅の近いところに家を作ってほしいかった、というのが俺の本音である。


そんな俺の愚痴は胸の奥にしまっとき、軽く仕度を急いで、動き出しそうな車に飛び乗った。

「あんたテニスやめてから本当に早起きしなくなったね」

「早起きするメリットかないからな」

「不規則!」

「はいはい」
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