ハロプロ短編小説
□あなたなしでは生きてゆけない
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彼と付き合い初めてからは、私は彼のファンらしき人達に陰口をいわれていた。
でも、それはほんの最初のことでしばらくしたらいわれなくなった。
安心するのが普通かもしれない。でも、その出来事が逆に私を不安にさせた。
私は突然陰口がいわれなくなった理由をすぐに理解したからだ。
そして、理解した同時に恐怖を覚えた。
楽しい日々が突然なくなるかもしれない。
彼の過去。いや、つい最近だろう。
彼は女を何度も捨てていた。
彼は女を何度も泣かせた。
そう、彼は極度の遊び人でもあった。