過去拍手SS
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ナギ「…来年も再来年もその次の年も…一生…
お前とこうしてクリスマスを祝いたい…」
『!…ナギ、それって…』
ナギ「…なんだよ」
『も…もしかしてプロポーズ?!』
ナギ「…だったら悪りーか…」
ナギは私の目を真っ直ぐみながら真剣な表情で言った…
(!)
ナギ「…実はまだある」
ポケットから小さい箱を取り出すと…
…私の目の前でパコッと開けた
…箱の中身は私の誕生石の指輪…
『…!ナギ!…これは…』
ナギ「婚約指輪だ…
…受け取ってくれるか?」
『…ナギ…』
…私の頬を一滴の涙が伝う…
ナギは指で優しく涙を拭うと…
…瞼にそっとキスをした…
ナギ『…返事は?』
「…はい……」
ナギの瞳を真っ直ぐ見つめた…
ナギはふっと穏やかな表情を私に向けると…迎える様に両腕を大きく広げ…
私をギュッと強く抱きしめた…
ナギ「…お前を一生離さねえ…」
ナギの力強く暖かい腕のなか…
この人に何処までもついて行こうと思った…
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