STORM LOVER
□第2話 「学園祭!」
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―生徒会室―
美咲「メイド&執事喫茶?
ん〜……」
生徒「いいだろう?」
美咲「いいんじゃないか。」
生徒一同「やったー!!!」
美咲「椿も喜ばないのか?
それとも、いやか?」
『別に、嫌だとかじゃない…です。』
美咲「なら、どうした。」
『んなので、喜んだことが無いから…
喜び方が分かんない…』
美咲「そうか。
いつか、喜べるようになる!」
『そうですか…』
本当に、こんな事で喜べるなんて…
分かんないなぁ。
演技でしか、喜んだことが無い…
女生徒「ねぇ、喜ばないの?」
『え! 別に、』 スス
美咲「…?」
『…喜べないから…喜び方が分かんないから…』
美咲「それにしても、2-2はまだ決まってないなぁ・・・」
『そうなんですか!
どんな、案を持ってきたんです?』
美咲「まだ持ってこないんだ。」
そう言えば、うちのクラスはもう教室に戻ったのか・・・
ドタドタ バタバタ
『? 先輩、廊下から何か聞こえますよ?』
美咲「なんだ?」
バァァン
生徒がほとんど男子って言うのがね・・・
美咲「飛び入り歓迎
野球拳大会? 却下!」
男子「なんでだよ!」
男子「星華の学園祭と言えばこれだろ!!」
美咲「そんな伝統はない」
男子「去年 コレやって盛り上がったじゃねぇか!!」
美咲「お前らだけな」
男子「それでいいじゃねぇか!!
祭りは俺らが楽しむもんだろ!!」
美咲「てめぇら・・・
言っただろうが、今年のテーマは新生星華高校!!」
『先輩・・・』
美咲「今こそ
臭い・下品・野蛮
の汚名を晴らす時なんだよ!!」
男子「じゃぁ、女性モデル撮影会!!」
美咲「お前今の話聞いてねぇな・・・!怒
マジでいい加減まともな案を持ってこい!!
決まってないのは2-2だけだぞ!!」
先輩・・・怖い・・・
『先輩、後ろで女子が・・・』
美咲「あぁ・・・?」
ん? なんかこっちを見ているが・・・
美咲「椿、あとで屋上に来い!」
『はーい。 じゃぁ、戻ります。』
そして、2-2は喫茶店に決まったらしい。