short

□レッツ!!
1ページ/2ページ

「レッツ!!!」

「「「「ポッキーゲーム!!」」」

バーン!とイナズマジャパンのメンバーが集まっている食堂に三人で飛び込む。
いきなりのことに固まっていたメンバーの中で、いち早く動いたのは不動君。
出口を目指している彼を私はス、と指さす。
そして一言

「捕☆獲」
「「了解!」」

数秒後、縄で縛られた不動君が食堂にいた。
私はその眼前にしゃがみ込む。

「あはは、駄目だなぁ不動君。
逃げようなんて考えちゃ」
「るせぇ!いいからこの縄解け!!」
「・・・なんで?」
「絶対今回も俺、酷い目に合う気がするからだボケ」
「あはは、言葉が汚いよ?」

横から腕が伸びてきてぐりぐりぃ、とこめかみに指を押し付け不動君が第三者の登場により、強制的に黙らせられる。

「うぉ、吹雪君いつのまに」
「夕映ちゃんあるところに、僕あり。だよ!」
「おっかしいなー背中の産毛が逆立ったよ今」
「寒いの?僕が抱きしめて暖めてあげようか?」
「私、この人と言葉のキャッチボール出来る気が全くしない気がする」

あはは、と二人で笑いあう。

「神ノ御、今日は何がしたいんだ?」
「え、風丸。私が出落ちまでしたのにわかんないの?」
「出落ち乙」
「あれ、この子こんなキャラだっけ?」

まったく、誰がこの子をこんな子に・・・。


私か


「さて、みなさま始めましょうか。

ポッキゲームを」

「まったく脈絡無かったと思う奴挙手」

綱海さんの一言に全員が手をあげる。
・・・あれ、これイジメ?

「脈絡あったじゃん!
私達が入ってきた時2011年11月11日11時11分11秒だったんだよ?
ポッキーゲームをやるためだけに来たと言っても過言では無いよ」
「誰も計ってねぇよ」

ドス、と頭に鉄拳が落とされる。
ちょ、風丸さん。ガチで痛かったよ今の。

「ま、いいからこのクジ引いてよ。
これで運命の相手が決まるからさ!」
「運命とか言うな!!」

無理やり全員にクジを引かせる。
同じ色同士の人で組ませる。

「あれ、私の相手立向居君?」
「は、はい!お、おお、お願いします!」
「お願いしますって・・・」

ガバッと最敬礼をして立向居君の後ろから殺気が。
でも残念。
この子天然だから気付かないの。

「ま、いっちょやりますか、ポッキゲーム」
「は、はい!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ