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□レッツ!!
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「レッツ!!!」
「「「「ポッキーゲーム!!」」」
バーン!とイナズマジャパンのメンバーが集まっている食堂に三人で飛び込む。
いきなりのことに固まっていたメンバーの中で、いち早く動いたのは不動君。
出口を目指している彼を私はス、と指さす。
そして一言
「捕☆獲」
「「了解!」」
数秒後、縄で縛られた不動君が食堂にいた。
私はその眼前にしゃがみ込む。
「あはは、駄目だなぁ不動君。
逃げようなんて考えちゃ」
「るせぇ!いいからこの縄解け!!」
「・・・なんで?」
「絶対今回も俺、酷い目に合う気がするからだボケ」
「あはは、言葉が汚いよ?」
横から腕が伸びてきてぐりぐりぃ、とこめかみに指を押し付け不動君が第三者の登場により、強制的に黙らせられる。
「うぉ、吹雪君いつのまに」
「夕映ちゃんあるところに、僕あり。だよ!」
「おっかしいなー背中の産毛が逆立ったよ今」
「寒いの?僕が抱きしめて暖めてあげようか?」
「私、この人と言葉のキャッチボール出来る気が全くしない気がする」
あはは、と二人で笑いあう。
「神ノ御、今日は何がしたいんだ?」
「え、風丸。私が出落ちまでしたのにわかんないの?」
「出落ち乙」
「あれ、この子こんなキャラだっけ?」
まったく、誰がこの子をこんな子に・・・。
私か
「さて、みなさま始めましょうか。
ポッキゲームを」
「まったく脈絡無かったと思う奴挙手」
綱海さんの一言に全員が手をあげる。
・・・あれ、これイジメ?
「脈絡あったじゃん!
私達が入ってきた時2011年11月11日11時11分11秒だったんだよ?
ポッキーゲームをやるためだけに来たと言っても過言では無いよ」
「誰も計ってねぇよ」
ドス、と頭に鉄拳が落とされる。
ちょ、風丸さん。ガチで痛かったよ今の。
「ま、いいからこのクジ引いてよ。
これで運命の相手が決まるからさ!」
「運命とか言うな!!」
無理やり全員にクジを引かせる。
同じ色同士の人で組ませる。
「あれ、私の相手立向居君?」
「は、はい!お、おお、お願いします!」
「お願いしますって・・・」
ガバッと最敬礼をして立向居君の後ろから殺気が。
でも残念。
この子天然だから気付かないの。
「ま、いっちょやりますか、ポッキゲーム」
「は、はい!」