嫌われ

□輝きを増す君が
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授業が終わり、クラスのほぼ全員が部活に行く。

「*、部活行こうぜ」
「あ、風丸」

カバンに筆箱を入れ、背負ったときに風丸に過多を叩かれた。

「ごめん、今日は用事あるから・・・部活、行けないや」
「そうなのか?」

苦笑いしてごめんよー、と謝る。
風丸はそっか、と手を振って教室を出ていった。

今日は、病院の日。
ちなみにまだみんなには病気のことを言っていない。
知っているのは鬼道だけ。
別に話そうとも思わないし聞かれもしないしね。

「・・・うん、異常なし。
マネージャーやったことがむしろプラスにきてる」
「はぁ」
「でもまだ油断をするな。
治ったわけでらないから」

担当の豪炎寺先生がカルテに何か書き込んでいる。
苗字が豪炎寺だし、たぶんサッカー部の豪炎寺君と親子かなぁ。と思ったけど何も言ってこないからわならない。聞こうともあまり思わないしねー。

「じゃあ、また来週。
あぁ、でも異変を感じたらすぐに来るように」
「はい。
ありがとうございました」

頭を下げ、部屋から出る。
まだまだ部活が終わるまで時間がある。
・・・行ってみようかな。


カシャッ
フェンスを掴み、中を覗く。
みんな楽しそうに走っている。

昨日はあの中に自分もいたんだ、とふと考える。


・・・なんか、むず痒い。



それはね、それはね、嬉しいんだよ?
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