嫌われ
□傷つくたびに
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まぁあたしがマネージャーになったきっかけでも話しましょうか。
・・・きっかけつーか・・・ぶっちゃけ無理やりなんだよなー。
あたしは幼・小を帝国学園で過ごしていた。
だけど中学生になって半年ぐらいたったある日、病気になり少し入院。
退院した後も入退院をくり返し、まわりに迷惑と心配をかけた。
やっと通院生活になったんだけど病院までが帝国からだと遠い。
なので雷門に転校。
両親の馬鹿。
ずっと一緒にいた三人と離れてさすがに少し泣いた。
そのまま雷門で一年、可もなく不可もなく過ごした。
そして中二になってFFも終盤に差し掛かった時、幼馴染兼従兄弟の鬼道有人がなんと雷門に転校してきた。
めっちゃ驚いたわー・・・。
けど、いまだにゴーグルマントをしていたのを見たときはため息を吐いた。
そして何事もなくFFもFFIも終わった。
サッカーで盛り上がることが無くなったので、ボーと過ごしていたら鬼道があたしのところにやってきた。
『*サッカー部のマネージャーをやってくれないか』
『・・・やーだ。
あたしの病気知ってるでしょ』
『大丈夫だ。
医者の許可はすでに取ってある』
『最初っからやらせる気だったのかよ!
け、けどもうマネージャー三人いるじゃん。
あんなに可愛い三人が。
この欲張りめ』
『それが雷門がまた留学することになり、欠員がでた』
『え、無視?
・・・でも、まだ二人いるじゃん』
『春奈にあまり仕事をさせたくないんだ』
『このシスコン!』
『なんとでも言え。
で、やるんだな?
返事はYES or はい、だ』
『選択肢が無い!?』
『や・る・よ・な?』
『や・り・ま・せ・ん』
『強情だな』
『そっちこそ』
『・・・しかたない』
『なにが』
『マネージャーをやってくれたらその間、
毎週ジャ○プを俺が買ってやろう』
『是非やらせてください』
ということがあったのさ。
まったく、無理矢理すぎるよね!