嫌われ

□傷つくたびに
2ページ/2ページ


まぁあたしがマネージャーになったきっかけでも話しましょうか。

・・・きっかけつーか・・・ぶっちゃけ無理やりなんだよなー。


あたしは幼・小を帝国学園で過ごしていた。

だけど中学生になって半年ぐらいたったある日、病気になり少し入院。

退院した後も入退院をくり返し、まわりに迷惑と心配をかけた。

やっと通院生活になったんだけど病院までが帝国からだと遠い。

なので雷門に転校。
両親の馬鹿。

ずっと一緒にいた三人と離れてさすがに少し泣いた。

そのまま雷門で一年、可もなく不可もなく過ごした。

そして中二になってFFも終盤に差し掛かった時、幼馴染兼従兄弟の鬼道有人がなんと雷門に転校してきた。

めっちゃ驚いたわー・・・。

けど、いまだにゴーグルマントをしていたのを見たときはため息を吐いた。

そして何事もなくFFもFFIも終わった。

サッカーで盛り上がることが無くなったので、ボーと過ごしていたら鬼道があたしのところにやってきた。


『*サッカー部のマネージャーをやってくれないか』

『・・・やーだ。
あたしの病気知ってるでしょ』

『大丈夫だ。
医者の許可はすでに取ってある』

『最初っからやらせる気だったのかよ!
け、けどもうマネージャー三人いるじゃん。
あんなに可愛い三人が。
この欲張りめ』

『それが雷門がまた留学することになり、欠員がでた』

『え、無視?
・・・でも、まだ二人いるじゃん』

『春奈にあまり仕事をさせたくないんだ』

『このシスコン!』

『なんとでも言え。
で、やるんだな?
返事はYES or はい、だ』

『選択肢が無い!?』

『や・る・よ・な?』

『や・り・ま・せ・ん』

『強情だな』

『そっちこそ』

『・・・しかたない』

『なにが』

『マネージャーをやってくれたらその間、

毎週ジャ○プを俺が買ってやろう』

『是非やらせてください』


ということがあったのさ。

まったく、無理矢理すぎるよね!
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ