短編ブック

□恋色感染
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「ひっくしゅんっ」


このくしゃみは布団の上で上半身を起している名前のもの。

「大丈夫?名前ちゃん、最近寒いもんね」

名前への心配の声をあげるのは沖田。


「だいじょっくしっ」

沖田さんがクスクスと笑い始めた。

「大丈夫じゃんないみたいだからおとなしく寝てなよ」

沖田さんは私の頭を撫でた。


「子供じゃありません!!」

恥ずかしくて照れ隠しにために沖田さんに刃向った。

でもあっさりと流されてしまった。


「沖田さん、もうご自分のお部屋に戻られたらどうですか?」

「やだ 名前ちゃんが寝るまでいる!
名前ちゃんの寝顔見たいし!」

沖田さんはにこにこしている

(なんか企んでるよこの人!!やばい)
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