イナGo倉庫
□夢CP短編
1ページ/92ページ
(天馬×白姫。 天馬が気持ち悪いくらいシャイ。)
(『Call Me Maybe』のパロ・・・のような・・・。)
・・・俺は、ひとつ願い事をした。(誰に聞かれても、絶対教えられないけど!)
俺は・・・白姫に、『恋』をしちゃったんだ。
それはもう、
君の事が気になって、仕方がないくらいに。
葵や詩酉に燐砂、田口先輩に佐月先輩に内山先輩、
はたまた、同性の神童キャプテンや剣城にまで嫉妬しちゃう俺がいる。
もし白姫と付き合えるなら、
「自分の魂を引き換えにしてもかまわない」ってぐらい
白姫のことが好きで好きで仕方ないんだ。
・・・どうしたら、この思いが伝わるんだろう?
「天馬、いいおまじないを教えてやろう」
「へ?」
ピンッ、と晴鸞先輩の指から綺麗にはじかれるコイン。
俺は落としそうになりながらも、あわててそれを受け取った。
綺麗に輝く一枚のコイン。
俺はそれをじっと見て、首をかしげた。
「・・・コイン?」
「アメリカの25セントコインだ。それにキスして相手にあげると、恋が叶うらしいぞ。お前が誰に恋をしてるかは知らんがな」
「な、なんで先輩がそんな事知ってるんですか!?」
「麗花から聞いた。あいつは無駄にいろんな事を知っているし分かっている。・・・『いろんな事』を、な」
「・・・」
先輩には悪いけど・・・
俺が望むのはそんなんじゃない。
おまじないとかそういうのじゃなくて、俺の心で白姫の心をつかみたい。
でも、やっぱり俺は白姫が気になる。
初めて出会ったとき、白姫に目が釘付けになった。
綺麗な青緑の目に、綺麗なグレーまじりの白銀色の髪が素敵で、
俺の世界は一瞬、白姫色に染まった。
でも、俺は白姫の携帯番号すら知らない。
・・・ねぇ、白姫はどれだけ
俺に君の事を思わせたいの?
ねぇ、白姫に会って
まだ何日もたってないのに、こんなのって変だよね?
俺も、こんなのおかしいって思ってる。
でも・・・
「・・・?」
「こっ、これ!俺の携帯の番号なんだ!よかったら電話して!?」
「ありがとう、天馬。・・・今日の夜、さっそく電話かけるね!」
「う、うん!」
面と向かって「好き」と言えない俺だけど、
数ミリだけでも君に近づきたいんだ。
たとえ他の女の子に迫られたって、君にしかこの番号は伝えない。
だから、かけてくれる?
Call Me Maybe?
Call Me Maybeに洗脳されたバカがここに一人。
ブログにあげてたものを修正。
元ネタはカーリー・レイ・ジェプセンの「Call Me Maybe」。
・・・どうでもいいけど、イナキャラのケータイって
みんなガラケーなんだよな。
スマホがあんまり普及してないころから
放送してたからかな。