イナGo倉庫

□夢CP短編
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(天馬×白姫。 天馬が気持ち悪いくらいシャイ。)
(『Call Me Maybe』のパロ・・・のような・・・。)







・・・俺は、ひとつ願い事をした。(誰に聞かれても、絶対教えられないけど!)



俺は・・・白姫に、『恋』をしちゃったんだ。



それはもう、
君の事が気になって、仕方がないくらいに。


葵や詩酉に燐砂、田口先輩に佐月先輩に内山先輩、
はたまた、同性の神童キャプテンや剣城にまで嫉妬しちゃう俺がいる。




もし白姫と付き合えるなら、
「自分の魂を引き換えにしてもかまわない」ってぐらい
白姫のことが好きで好きで仕方ないんだ。


・・・どうしたら、この思いが伝わるんだろう?





「天馬、いいおまじないを教えてやろう」
「へ?」


ピンッ、と晴鸞先輩の指から綺麗にはじかれるコイン。
俺は落としそうになりながらも、あわててそれを受け取った。

綺麗に輝く一枚のコイン。
俺はそれをじっと見て、首をかしげた。



「・・・コイン?」
「アメリカの25セントコインだ。それにキスして相手にあげると、恋が叶うらしいぞ。お前が誰に恋をしてるかは知らんがな」
「な、なんで先輩がそんな事知ってるんですか!?」
「麗花から聞いた。あいつは無駄にいろんな事を知っているし分かっている。・・・『いろんな事』を、な」
「・・・」



先輩には悪いけど・・・
俺が望むのはそんなんじゃない。

おまじないとかそういうのじゃなくて、俺の心で白姫の心をつかみたい。


でも、やっぱり俺は白姫が気になる。


初めて出会ったとき、白姫に目が釘付けになった。
綺麗な青緑の目に、綺麗なグレーまじりの白銀色の髪が素敵で、
俺の世界は一瞬、白姫色に染まった。


でも、俺は白姫の携帯番号すら知らない。


・・・ねぇ、白姫はどれだけ

俺に君の事を思わせたいの?


ねぇ、白姫に会って
まだ何日もたってないのに、こんなのって変だよね?

俺も、こんなのおかしいって思ってる。


でも・・・


「・・・?」
「こっ、これ!俺の携帯の番号なんだ!よかったら電話して!?」
「ありがとう、天馬。・・・今日の夜、さっそく電話かけるね!」
「う、うん!」


面と向かって「好き」と言えない俺だけど、

数ミリだけでも君に近づきたいんだ。


たとえ他の女の子に迫られたって、君にしかこの番号は伝えない。



だから、かけてくれる?




Call Me Maybe?







Call Me Maybeに洗脳されたバカがここに一人。
ブログにあげてたものを修正。

元ネタはカーリー・レイ・ジェプセンの「Call Me Maybe」。

・・・どうでもいいけど、イナキャラのケータイって
みんなガラケーなんだよな。
スマホがあんまり普及してないころから
放送してたからかな。
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