ナゾ解き倉庫
□レイひと 短編集
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君達が居るしあわせ(レイトン×イギリー 軽くルーク×ダスク)
(時系列・「レイトン教授と竜の花嫁」後)
…午後、ちょうど日が傾きかけたころ。
レイトンのいる部屋に、一匹の黒猫が入ってきた。
「……やあ、ダスク。」
レイトンが黒猫に話しかけると、
黒猫は顔をレイトンに向け、そっと口を開いた。
「ああ……こんにちは、教授。…イギリーさんとルークはここに居ますか?」
「二人とも、もうすぐ来るよ。どうだい、それまで紅茶でも」
「……じゃあ、いただきます。」
「そうだ……ボクの分の紅茶は、外道かもですけどぬるめでお願いしますね。ボクは「猫舌」なので」
そう言うと、ダスクは人の姿に戻る。
レイトンはそれに驚くこともなく、棚からティーポットを取り出した。
その時、少し大きめの紙袋を抱えたイギリーとルークが戻ってきた。
「……あっ、ダスキー!」
ルークは紙袋を机の上に置くと、ダスクのもとへと駆け寄る。
イギリーはそれをほほえましそうに見つめると、レイトンに近づいた。
「おかえり、イギリー」
「今戻りました、教授。」
イギリーはそう言うと、紙袋の中身をレイトンに手渡した。
「……これは?」
「お茶菓子のクッキーです。切らしていたのを思い出したので」
「ありがとう。ちょうど今、ダスクに紅茶を入れていたんだ」
「ふふっ、よかった。……では、少し遅めのアフタヌーンティーにしませんか?」
そう言うと、イギリーはルークにこう声をかけた。
「ねぇルーク、一緒に遅めのアフタヌーンティーと洒落込まない?」
「もちろんですよ、イギリーさん!」
ルークの元気な返事に、イギリーはにっこりと笑って、鼻歌混じりにルークの分の紅茶を用意しだす。
その様子を見て、レイトンはそっと口元に笑みを浮かべた。
「……教授、どうかしましたか?」
「いえ、君が今ここに居ることが嬉しくて」
「変な教授ですねえ」
そう言うと、イギリーはまたニコッと笑い、
レイトンの頬に小さいキスを落とした。
君達がいるしあわせ
(やっぱり君を取り戻せてよかった)
教授好きだけど、レイ逆全然進まねえ!
ナゾがムズいよね……
あと教授ってこんなんでよかったっけ。