novel・T
□天空のカナリア
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荒れ果てた大地に咲いてしまった花よ
どうして君はそんなに…?
その小さな指の暖かさは愛のフレイム
風邪が吹くほど燃えようと揺らぐの…
蒼の共鳴巡る生命(いのち)は儚き光 遥か君の願いし奇蹟を叶えたい
そして僕等は歴史(謳)に変わる幾千の星のように
泣いて哭いて叫ぶほどに足掻き行けばいい
例え涙が明日の地図を濡らして見えなくなっても
虹を見上げる哀しき金糸雀(カナリア)もう飛べばいいんだ…
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