T H E P O E M


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03/11(Tue) 17:51
「曖(あい)」
京介
 ┗冬月 貴

目に映るもの全てが
滲んで見えたらいいのに
あらゆる色も形も

指が触れてもそれは冗談みたいで
キラキラと落ちていく塵みたいに
息一つで舞い上がってしまう

そんな風に見えたらいいのに
あらゆる熱も冷たさも
滲んで分からなくなれば

知らないなんて思わなくてすむのに

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02/03(Sun) 18:53
きっと
まき
 ┗冬月 貴

きっと君は私とは違う世界の人だろう
だけどここで出会った事はきっと間違いじゃない
そう信じてもきっといいはずだから
君ともっと話がしたい

闇の中に隠れた君の臆病な部分は
誰かに見てほしいとねがってる
泣いて叫んで
その全てが私たちを安心させてくれる
きっと、風のない部屋じゃ何も解決しない
言葉にしなくちゃ何も誰にも

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01/10(Thu) 01:46
近所迷惑
まあが 凛
 ┗冬月 貴

私は「助けて」とは言えない。

恐ろしいものは
それを口にした私を知ること。

酷使してごめんね。
耐えられそうになかったら、
山に行って叫ぼうか。
「助けて」と。

「近所迷惑」

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01/01(Tue) 18:30
『MARIONETTE』より
冬月 貴
 ┣不治 四郎
 ┗冬月 貴

鏡の中のマリオネット
もつれた糸を絶ち切って
鏡の中のマリオネット
気分のままに踊りな

鏡の中のマリオネット
あやつる糸を絶ち切って
鏡の中のマリオネット
自分の為に踊りな

(氷室京介)

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12/26(Wed) 22:05
全て、あなた
美危
 ┗冬月 貴

譲れない思いがある
負けない思いがあって、私は今生きてる

あなたのことを思いながら何かしてる

時計の針はあなた
外も内も、温度計の目盛はあなたなの

あなたは私の基準
生きていく基準

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12/03(Mon) 04:00
孤独のサンタ
冬月 貴

白い世界から来た
赤服をまとう背中

中身のない袋
からっぽの袋
消えた夢たちの欠片

靴下に触れるな
ソリはいらない
ぼくは、ぼくの靴下と
手袋で空を駆ける

雪よ降れ
風よ吹け
ぼくは歩こう

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11/17(Sat) 13:55
龍火
 ┣冬月 貴
 ┣龍火
 ┗冬月 貴

未来の扉を叩いてはみるけど
怖くてなかなか開けられずにいる
そのうち 別にいいよと
閉めて帰ったり これの繰り返し
僕らには勇気が必要だ
くぐりぬける 勇気が必要だ

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11/12(Mon) 01:02
再びおじゃまします
のの
 ┣冬月 貴
 ┗のの

【手】

くだらない と
馬鹿らしい と
吐き出す僕の内側を

君が撫でている

ただ
救われなくても
消せなくても
いいから と

君が撫でてくれる

そして僕はまた
孤独を育てる

優しいその手を
離せなくても

どうか、許して欲しい。

***
またまた書かせて頂きました冬月サンの【唇】の詩がすぅごく素敵だったので、書きたくなってしまいました(恐れ多い…)ののは[優しい手]がテーマです
長文すみませんスペースありがとうございました

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11/09(Fri) 04:06
グッド・バイ
冬月 貴
 ┗昴

おそうじしましょう
今からおもいで整理
捨てられぬものから、
順番に捨ててゆこう

さよなら、さよなら
今からさよなら

うしろ指に足蹴して、
部屋からさよなら
過去からさよなら

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11/09(Fri) 03:40

冬月 貴

ぼくだけにやさしくしてほしい
ぼんやりと、おもう

グラスの氷がとけ、
あなたはわってる
男を、わらってる

そうやっていつも、
酔ったふりして、
乱れたふりして
ぼくを静かに誘うんだ

ぼくを地獄に落とす
だけど天国にいかす
特別な唇
今夜は、ぼくだけのもの

その唇を使って
愛撫してほしい
癒されることのない、
ぼくの傷を

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