<main>BLEACHオリジナル小説 -長編- 第一章

□future〜第一章〜(後編)卍解・決戦編C勝敗とは・・・?
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「お主達は、儂が自信を持って送り出せる、愛弟子じゃよ。じゃから、最後に一つ・・・」
これだけは、絶対に。違えないで欲しいのだ。
「死ぬな・・・!!」
『―・・・・はい!!』
その、何よりも愛しく思う愛弟子達の声を聞き、夜一はそれを合図に身を翻し、進んで行った。

「行くぞ!」
シロちゃんの掛け声で、桃達は再び戦場を駆け出した。
が、いのが勢い良く向き直り、後に続いていたルキアを、両腕を掴んで引き止めたのだ。
「いの!?」(ルキア)
「行って、ルキアさん。阿散井君を捜しに」(いの)
全員が、驚き固まってしまった。
「いのっ、それは・・・!」(ルキア)
顔を歪ませる彼女に、いのは、またも優しく抱きついた。
「もう十分だよ」(いの)
「え?」(ルキア)
「私達は、もう十分ルキアさんに支えて貰ったよ。だから、行って。後悔なんて、して欲しくないから。もう・・・、私達は大丈夫だよ」(いの)
恋次と、戦わずに済む道も、確かにあったのに。非力さ故に、ルキアに頼ってしまったけれど。
ルキアの想うままに、進んで欲しいから。

困惑する、ルキア。
しかし最終的に、彼女はゆっくりと、シロちゃんの前に足を進めて行った・・・。
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