-短編-

□幼なじみって・・・(完結)
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ウィッス。羽矢見 功(はやみ つとむ)ッス。ここでは長編じゃあまり触れられないような俺の心をどうぞ。
「・・・なぁお前さ、俺の部屋来るのもうやめねぇ?」
「え、なんで?」
なんでってお前。幼なじみ歴15年。まぁ、慣れすぎてんだろぉなぁ。けどなぁ。
「もうそろそろ高校だし・・・なぁ?」
「別にいいじゃん!今まで通りで。何が問題?」
・・・・間違っても俺に恋愛感情は抱いてないよなぁ。
だから、問題。俺は抱いてるのに、相手はゼロ。その癖、今まで通りのオープンな付き合いって・・・。
・・・生殺しかよぉ。
「お前今日は帰れって」
「え〜?」

極力、距離を置こうと思った。
だけど。
「私も弓道やろうかなぁ」
は?長編にもあったこの一節。いやいやお前には無理だって!それでも何やかんや言いながら、ホントに弓道やり始めた。

学校で、部活で顔を合わせる度、なんだってこぉ・・・と、思う。クラスが別なのは、嬉しいような悲しいような・・・て、ガッカリしてたら駄目だろ、俺!

そんな事をつらつら考えてたら、部活に向かう途中、いのを見つけた。

今、正に、弓を放とうと構えている、その姿を・・・―。
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