<main>BLEACHオリジナル小説 -長編- 第一章

□future〜第一章〜(後編)卍解・決戦編B貴方と、出会えたから・・・
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いのも、市丸と遭遇。
波音が、自分の未熟さに、堪え忍ぶ中。

今だ桃は、負った傷が癒えず、眠りについていた。
「雛森」
「桃さん・・・」

どれくらい、経ったろうか。また夜が明け、空が明るくなってきた頃。ようやく桃が、ゆっくりと目を開けた。
「・・・私、どれくらい眠ってた?」
その問いに、二人はただ安心しきった様に、首を横に振りながら、桃に優しく告げた。
「いいって、そんな事気にしなくて・・・」
「直に四番隊が来ます、桃さん。・・・気分は、どうですか?」
「うん、だいぶいいよ・・・。て言うか、日番谷君大丈夫?寝てないでしょ?」
そういう、顔付きをしていたから。
「全然平気だって!眠くねぇし」
と、言いつつ、少しあくびが漏れたシロちゃんである。
「なんか、逆だね・・・。あの時と」
桃が微笑んで、懐かしむ。「だな」
自分が怪我をした時は、桃が同じ様に付き添ってくれた。
「日番谷君・・・。阿散井君は・・・?」
気を失ってから、それがどうなったかが、一番気になった。
「・・・・行っちまった」
「そぉ・・・・」
沈黙が、流れた。紅桜は、桃が眠っている間、シロちゃんが何を思っていたか、知っている。恐らく、彼は今。と、ここで桃が・・・。
「ごめんね・・・・」
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