番外編&短編

□ただ、私は待つだけ
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 あぁ〜暇だ、そう思いながら私は、寝転びながら空を見上げる。
 
 同じ空は無いと誰かが言ってたけれど、五千年生きていれば同じ空なんぞ何回か見る。それでも、私は空を見るのはあまり変わらないからかもしれない。

「よく飽きないな」
「ん、何だお前か。お前こそよく来るな」
「ここは何年たっても変わらないからな」

 そう言って男は、私の隣に座って空を見上げた。人のことを言えない。(実際は、人では無いが・・・)
 男に会ったのは五百年ぶりだ。男は、私のように永い刻を生きているわけではなく輪廻転生を繰り返しても前世の記憶を引き継いでいるから毎回生き返ったら此処に来る。

「人が死んでいる間に随分と町並みが変わったな」
「それに、人も増えたから私には住みづらい世の中になった」
「そんなことは、関係無しに生きているくせに?」
「人が一人減るだけで直に騒ぎになる」

 私が眉間にしわを寄せて言ったら男が声をあげて笑った。

 私からしたら笑い事ではない。騒ぎになるならゆっくり食事にもありつけない。

 私は、人を食らう鬼だ。鬼と言ってもすべての鬼が人を食らうわけではない。たまたま、私が人を食らうだけだ。

 鬼に寿命など存在しない。
在るのは・・・空腹感だけだ

「だったら、俺を食うか?」

 笑いながら、男は私に言ってくる。
この男は、私に会うたびにこの言葉を言ってくる。だから、私は、決まって同じことを言う。

「お前は、私が唯一認めた主だ。お前を食うのは、お前が死んでからでもいい」

 男は、変わってると言いながら立てあがった。そして、私も体を起こして片膝をついた。

「そう、言うんだったらまた、俺が死ぬまで守れ」
「仰せのままに、我が主」





何百年たっても
貴方を















護ります













あとがき
あれ?
何が書きたかったんだろう?
説明として
男は、陰陽師みたいな感じで鬼である私を使役しています。
使役する条件として男の死後の肉体を差し出す代わりに男が生きている間は、他の人の肉を食らわず、男を守るという条件があります。

長々しい説明しました。
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