番外編&短編

□躾という名のお遊び
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「じゃあ、オミ。右手上げて。」

「って、朔夜もノルんかい!!えぇ〜っと。」

お前の方もノルんかい。なってツッコミは思っても口に出しては言ってやらない。

オミは、私にツッコミを入れて自分の手をみてどちらが右手かを一瞬考えて、右手を上げた。

その一瞬の間に私たちは爆笑していた。

「えぇ〜っと、右手上げたまま、左手上げて。」

今度は、スムーズに手を上げた。

「俺、今だったら冷静に判断が出来るような気がする!!」

オミが目をキラキラさせながら、言った。

「冷静だったら、元からそんな事はしないと思うけど・・・」

ボソリと蓮が呟いた。
だが、オミには聞こえていないようだ。

「お手。」

ポン

「おかわり。」

ポン

「右手上げないで、左手上げて。」

一瞬右手を上げそうになるが、瞬時に左手を上げた。

「おかわりのお手。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「「「はぁ!!」」」

「あっ」

意味不明な言葉を吐いてしまった。

オミがあまりにも素直なので、間違わないかなぁ〜何て思っていたらいろいろごちゃごちゃになってしまった。
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