番外編&短編

□躾という名のお遊び
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「オミ、飴あげるからボリューム下げなさい。むしろ、黙れ。」

私は、1つの飴玉をバックから取り出しオミの傍に言って、声をかけた。

「えぇーできれば、飴以外のものが良いんだけど・・・」

私は、一瞬顔をしかめバックの傍に来てグレープフルーツのグミを持って、オミの傍に寄った。

「あっ別のヤツも合ったんだ。」

「まぁ〜ねぇ〜ほれコレやるから黙れ。」

「言葉の端にトゲを感じるのは、俺だけかなぁ〜」

「なに言ってるの、トゲを感じさせてるんだから当たり前でしょ。」

「身内だからって酷っ!はぁ〜早くグミちょーだい。」

オミは、私の言動には慣れてるせいか軽く流して両手を前に出して、ねだって来る。

その様子を隣で見ていた、泪が口を出してくる。

「あら、そのままやっていいの?」

「うん?藤村してその心意気は?」

「あら決まってるじゃない?躾は大切よ。」
ニッコリと効果音が似合いそうな笑顔で泪が言った。

その言葉に蓮はあぁと納得してポンと手を打った。

「ちょ、ルイルイ酷くない?つーか、俺は犬かよ。」

オミは、顔が良いのにその趣味と性格からか、ちょっといや、かなり残念な人だ。
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