番外編&短編

□出会い
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 満開の桜並木の中で俺たちは真新しい制服に身を包みながら中学校へと歩いていた。
 
そう、歩いていたんだつまりは、過去形だ。
 
今、俺たちの目の前に映るのは2人の少女が睨み合っている図だ。

1人は俺たちの知っている幼馴染の朔夜だ。

もう1人は、肩につくかつかないかぐらいのボブカットの少女だ。

朔夜が美人系だとしたら少女の方は可愛い系だろう。

まぁ、年上趣味の俺としてはどっちでもいいけどなぁ〜

パッと見たら少女が見つめ合っていて、レズ!!みたいに思うかもしれないが少女たちのオーラを見ればそうは思わないだろう。

色でたとえるなら、紫に赤、黒とどす黒い色合いを放っている。

「紅、説明が長いよ。」
「蓮、俺の思考読んだのか?」
「いやいや、口から駄々漏れだったよ、紅。」

明臣のツッコミはほっとこう。

蓮は、どうやるか知らないが思考を読むことが出来る。

蓮曰く「通販で買った、『人を利用して儲ける方法』って本を読んだら出来るようになったんだよ。」と笑顔で言われた。

つーか、小学生でそんな本読むなってか買うなって話だ。






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