番外編&短編

□本屋
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「朔夜、これ見てよ!!」

 泪は、すごく興奮したように手に持っている本を私に近づけた。
逆に、近すぎでよく見えないので、泪からそれを受け取った。
そこに写っていたのは・・・・・





 


筋肉ムキムキの浅黒い男達がポーズを決めて写っている写真集だった。

「ねぇ、どう?素敵でしょ!!」

 泪は、眼をランランと輝かせて私に意見を求めてくる。
これは、どう反応していいか正直困る。
喜べばいいのか、嫌がればいいのか、はたまた嬉しがればいいのか、分からないのでとりあえず・・・・

「ウワァ〜ヒクワァー」

引いてみた・・・

「あら、酷いわね。それに私のは、まだ良い方なんだからね?」
「えっ?」
「ほら、明臣クンを見てみなさい。」

 私は、泪が指差したほうを視線で追ってみた。
辿り着いた、先にあった景色にさらに引いた。
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