番外編&短編
□本屋
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本屋に着いた私たちは先に来ている2人を探そうと思ったが、どうせブラブラしていたら見つかるだろうと思い自由に行動した。
蓮と紅は雑誌コーナーでたむろっている女の子達に声をかけていた。
簡単に言うならば、ナンパだ。
人妻キラーでもある紅は別に同年代の女の子が嫌いと言うわけではなく、めんどくさいからと言う理由で、付き合わないだけだ。
昔聞いたことがある何で人妻なんだって?
確か、人妻は結局は自分の家庭があるから本気にはならないで、遊びって最初から定義が出来てるくせに、同年代は遊びって最初から言ってるのに、勘違いをして本気になる奴が多いからめんどい
みたいな事を言っていたことを思い出した。
そんな2人を横目で見ながら、調べ物コーナーに向かった。
そこで、お目当ての『世界の茶葉』を手に取り近くのイスに座って読み始めた。
それから、幾分か時間がたちフッと顔を上げると泪がこっちに向かってきた。