番外編&短編
□七夕
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カランコロン カランコロン
歩くたびに鳴る下駄の音
今、私は泪と待ち合わせの神社に向かっているとこだ。
「何で、浴衣なの〜」
「仕方ないでしょ?夏を味わおう!!って漫才コンビが言って聞かなかったんだから。」
泪は私を見ながら笑っていった。
ちなみに、泪が言った漫才コンビと言うのは紅とオミのことだ。
「泪は似合ってるし着慣れてるからいいけど私は着慣れてないんだよ。」
泪はその外見からよく分かるように和服が似合う。
今着ている浴衣は淡い紫色の牡丹が描かれていて淡い水色の綺麗な大柄の浴衣を着ていて髪は耳の上のほうお団子にして白い花の簪でまとめている。
親友ということを差し引いても可愛いと思う。
「七夕祭りでいい肉体に合えれば私はどうでもいいわ。」
黙っていればの話だが・・・・
「でも、朔夜も似合っているわよ。」
泪は首を傾げながら聞いてくる。
そのたびに頭の簪がシャランっとなる。
私の格好は、濃い紺地に赤色と淡い桃色の小柄な花の飛び柄の浴衣の浴衣を着ていて髪型はサイドを編みこみ軽く巻いてハーフポニーテールにして赤のパールビーズと蝶の簪を付けている。
「大人っぽくって私は好きよ?」
「はぁ〜別にこの浴衣が嫌いなわけじゃなくて、動きづらいから苦手なんだよねぇ〜」
なんてことを、言っている間に待ち合わせの場所が見えてきた。