心霊探偵 八雲

□早死にの理由
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 悶々と悩んでいたらアイツが来た。

「やぁ!」

僕は睨みつける様にアイツを見た。

「どっどうしたの?」

「君のせいで僕は寝不足だ。」

「何で、寝不足が私のせいなのよ?」

アイツは本当に疑問に思っているのか首をかしげながら聞いてくる?

僕は寝不足を解消したくて素直に昨日の事を聞いた。

「昨日、君が言った言葉の意味が分からなくて寝ていない。」

「珍しいね。八雲君が素直に理由を話してくれるなんて。」

「僕はこの寝不足を早く解消したいんだ。それより質問の答えを教えてくれ。」

「昨日・・・私何て言ったけ?」

「はぁ〜君は昨日言った言葉も覚えていないのか。」

「なっだって昨日言った言葉っていっぱいあり過ぎてわかんないんだもん。」

「昨日、帰りがけに言った言葉だ。」

昨日の帰りがけと言う言葉にアイツは何か思い出したようだ。

「昨日、帰りがけってあの言葉聞いていたの!?」

「聞いたんじゃなくて聞こえたんだ。で、あの意味は何だ?」

「えっと、あの、そのえっとー言わないと駄目ですか?」

視線をさまよわせ、顔を紅くしながら上目遣いをしながら聞いてくる。

僕は、いつものポーカフェイスで答える。

「君は、僕が睡眠不足で倒れても良いのか?」

「そんなわけないじゃない!!」

「だったら、教えろ。」

「うぅーわ、分かったわよ。」

そう言って、アイツは語り始めた。
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