心霊探偵 八雲

□君の香り
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傘を忘れずに…の続編





「やぁ!」

「ふぁ〜何だ、また君か。今度はどんなトラブルを持ち込んできたんだ?」

「なぁっ失礼だよ!トラブルなんかじゃあありません!!今日は、こないだ借りたワイシャツ返しに着たんです!!」

「威張って言うことじゃない。

「うっ」

あの雨が降った日に着たワイシャツは、アイツが家に持ち帰って、洗って返すことになった。

別に返さなくても良かったのだが、それだとアイツの気がすまないらしい・・・・

別に良いと言ったら、弁償するといったので、それはそれで悪いと思ったからだ。

だから、別に変な意味は無い!!

「あの〜八雲君、どうしたの?」

「いや、君のバカさ加減に呆れていただけだ。」

「なっ失礼だよ、本当に!!」

危なかった・・・・

今日ほど、自分の性格に感謝したことは無いだろうと思う。
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