番外編&短編

□出会い
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そんなこんなで、俺たちは2年生になった。

まだ、あの2人は仲が悪いままだった。

今度は、俺たちも朔夜たちと同じクラスになった。

最初は、藤村は朔夜の幼馴染と従兄弟と言うことで嫌っていたが、同じクラスという事なので普通になってきた。

あの2人いや、俺たちの関係がが劇的に変わったのはネズミーランドへと遠足に行ったときだと思った。

くじ引きで班が決まったのだが、良いのか悪いのか班は俺と蓮、明臣と朔そして藤村だった。



「なんで、アンタと同じ班のうえ、席も隣同士なのよ。」
「その台詞バットで打ち返して返すわ。」

バスの席も隣同士とか、案外、君達仲いいんじゃねぇ〜の?と疑問に思うよ。

バスの席順は俺の前に朔夜たちその横の席に蓮たちが居る。

俺は優雅に1人席だ。

そんな事を、考えていたら眠くなってきたので俺はそこで意識を遮断した。








あれから、幾分か時間がたっただろう。

前の席から聞こえる笑い声で目が覚めた。

うん?前・・・・待て確か俺の記憶が正しければ前の席に座っているのは犬猿の仲であるあの2人だ。
・・・・・なぜ、笑い合っている。

俺は、斜め前に座っている、蓮たちに目をやったら、ガクガクと抱き合いながら半泣き状態で朔夜たちも凝視していた。

周りを見ると他の生徒も同じようにしていた。

先生まで・・・

俺が寝ている間に、何があった?
ネズミーランドについて即効に蓮たちを捕まえて、何があったか聞いてみたら、2人はまた震えだして顔を真っ青にして首を横に振って答えない。

周りに聞いてみても同じ反応だ。

俺は、少し怯えながら、2人に聞いてみた。

そしたら2人は、顔を見合わせニッコリと形容詞が似合う笑みを浮かべながら言った。

「「ひ・み・つぅ〜」」

そう言った、2人はささっと目当てのアトラクションに行ってしまった。

今、思うとあの笑い方は今でも俺のトラウマだったりする。






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