イナズマ文2

□爽涼のもみじば
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・何故か秋
・目線が転々とします
・風介受けっぽい…?



おk?↓











爽涼のもみじば







木の葉が色づく秋。

紅葉、黄葉、秋風は、一心同体に季節を彩る。




少し肌寒い昼過ぎ、三人は今日の夕食の材料の買い出しへと向かっていた。

整備されたアスファルトの道が見えないほど降り積もった落ち葉の絨毯を歩いて、町へと繰り出す。




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[アフロディ視点]
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さて………

晴矢と僕は、顔を見合わせた。


さっきから苦い顔をして黙っている風介が気になる訳だ。
原因はなんとなく分かる。



買い物に行く道中で晴矢と僕は偶然、共通の話題がシェアできて盛り上がっていた。

今思うとちょっと二人だけで仲睦まじく盛り上がり過ぎた気がする。

きっと会話に入る隙間が見つけられなかった風介が、淋しくって拗ねちゃったんだね。


気づいてあげられなくて、ごめん。






"嫉妬"とまではいかないが、まぁそういう類いの感情だろう。

こういうのは親しい者が三人も集まればよくあることで、ましてやそこに『恋愛』の気持ちが絡めばなおさらだ。





−−『恋愛』?




そう、恋愛。

別に、三角関係とかじゃない。
そんなのは当の昔に終わらせたよ。



僕らの恋愛は脆いながらもう完成している。

まあ、つまりは…
いま僕らは三人で愛を育む関係にある。

恋してるんだ、二人共に。




…おかしいかい?



恋は二人でするものだなんて、誰が決めた?

神はそんな定めごとなんて、してないハズ。






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