07/14の日記

11:26
2013/12/31…(由紀/大和)
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ガラ……





『……………』





ガラガラ…パシン





ガラ…





『……………』





ガラガラ…パシン





ガラ…





『…………チッ…めんどくせぇな…』





ガラガラ…パシン





ガラ…





『……………』





「あれ?冴島先生、今日当番でしたっけ?」





『鴻上先生か……まぁ…当番とかでいちいち見回らなくてもわざわざ休みに来るようなヤツはこの学校にはいないんスけどねぇ…』





「否定はしないです…と言いたいところですが……どうやら休みにわざわざ学校に来るようなヤツもいるみたいですよ?」





『は?…外に何か……チ…あのバカ…』





「神蘭の魔王もあの子にかかったらカタなしですねぇ(笑)」





『……………』





「たぶん誰も気付いてないと思いますけど?俺と校長以外は」





『何の話で…』
「由紀!今日このあと真っ直ぐ来るって言ってたから迎えに来ちゃっ……た……こ、鴻上先生?!」





「よぅ。……冬休み中は校内に入れないのを忘れたか?」





「あ…ぇと……えっと…」





「それに今…冴島先生を名前で呼んでたような……」





「っ!?」





『……はーー……』





「あれ?冴島先生、片手で顔を被ってどうしたんですか?(笑)」





「あ、あのっ鴻上先生!あのっ……そのっ……」





『…もういいから落ち着け』




「…由紀…ごめんなさい」





「(はー……あの冴島先生があんな顔をするなんてなぁ……頭ポンポンとかっw)」





「こ…鴻上先生…」





「ぷ……心配すんな。誰にも言わねぇよ」





「鴻上先生!ありがとうございます!」





「でもまぁ、色々気を付けろよ?」





「はい!」





「あ、でもひとつだけ。俺の教科をもっと頑張ってくれたらいいんだけどな?」





「ぅ……はい…」





「ははは。いい子だ!…っと…はいはい、冴島先生…気安く触って申し訳ないと反省してるんでそう睨まないで下さい」





『…チッ……それより…さっさと帰って頂かないと俺もいつまでも帰れないんですがねぇ……』





「今帰りますよ。俺は忘れ物を取りに来ただけなんで。…では、良いお年を」





「はい。鴻上先生も!」























「…鴻上先生帰りましたね」





『…てめぇはなんでそううかつなんだ!』





「だっ……だって」





『あーくそ!今までめんどくせぇからのらりくらりとかわしてきたのに台無しじゃねぇか』





「でも……」





『でもなんだ?』





「一緒に年越せるって言ってもみんなが一緒だし…少しでも由紀と2人になりたかったんだもん」





『……………』






「由紀ー?怒った?ごめんなさ…っ?!んっ……ンンッ…」





『ったく……可愛いこと言うんじゃねぇよ』



















「……まさか今頃始まってない…よな…?……いや、まさかな……さすがに学校じゃ……………つーか…、あの冴島先生があんな優しい顔するとはねぇ…年の瀬にいいモン見れたな♪さーて。このままぶーこを迎えにLIにでも行くか!どうせアイツらも集まってるだろうしな」











〜if…もしも由紀と大和が同じ高校の教師だったら〜


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11:24
2013/09/12…(由紀/大和)
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「失礼します」





「おぅ来たか」





「……………」





「…んな不安そうな顔すんなよ」





「…でも……私の成績の事…ですよね…?」





「あー……まぁな」





「うぅ……まずい感じですか?」





「んー……ギリギリだけどな」





「………あの……呼び出されたことは……その…冴島先生には…」





「ぶっ(笑)んな泣きそうな顔しなくてもいちいち言わないから安心しろ」





「っ!!ありがとうございます!安心したぁー」





「そりゃ良かったな。でもな、この点数はさすがに勘弁してくれ…俺の授業はそんなにわかりにくいか?」





「!いいえ!!鴻上先生の授業はわかりにくいとかそんなことは……ない…と…思います…」





「……なんだよその歯切れの悪さは」





「えと……授業がわかりにくいとか以前に、私の頭が物理を拒否すると言いますか……」





「なんだそりゃ」





「物理とか化学とか……数字とアルファベットが羅列していて何が何やら…」





「おいおい……仮にも編入試験に合格したんだからある程度はできるはずだろーが」





「そうなんですけどぉ……でもやっぱりわけわかんないです!まぁいいですよ別に将来物理や化学を使うかっていうと使わないじゃないですか」





「…お前…それを俺の前で言うか?」





「だって…実際問題そうじゃないですか?」





「……ぁ……」






「だいたい、私は文系に進むつもりだから」





「ぉぃ……まずいって」





「入試にも……え?何ですか?なんで声をひそめて…」

『……入試に関係ねぇからなんだって?』





「…っ!?由っ……冴島せんせ…っ………ぇ…えへ☆」






『…鴻上先生…コイツとその答案と、引き取ってもいいですかねぇ…?』





「……(うわー…すげぇ泣きそうな顔で助け求められてるwwけどまぁ…)いいですよ」





「こっ鴻上先生ぇっ!!」





『あー、ホラホラお前は俺とこっちに来るんだろーが。テスト悪かったのは物理だけじゃねぇぞ?将来役に立たねぇ化学も笑える点数だったからなぁ』






「ひぃぃ鴻上先生!!のんきに手なんか振らないで助けてくださいぃ!」





「……悪ぃな。俺も将来役に立たない物理の採点がまだ残ってるからさ」






「根に持ってるし!!」






『ごちゃごちゃ言ってねぇでさっさと来い』






「(仮にも女子の首根っこを掴んで引きずるとか…さすが冴島先生w)……お疲れ様でーす………………………出てったか……敢えて言わねぇけど…俺が言わなくてもすぐばれるだろうに…冴島先生は何だかんだ言ってわかりやすいからなぁ(笑)」









〜IF・もしも由紀と大和が同じ学校の教師だったら〜


続く……かも(笑)



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