09/12の日記

11:55
2013/08/02…(由紀)
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『……お前な……来なくていいのに毎日毎日ご苦労なこったな』





「ひどいっ!夏休みになって毎日由紀のうちに行こうと思ってたのに由紀が来週まで仕事になっちゃったからこうして会いに来てるのにっ!」





『頼んでねぇよ』





「………………」





『あー、あー、冗談だ!ンな泣きそうな顔すんじゃねぇ』





「……じ、じゃぁ由紀は、私が会いに来て…嬉しい?」




『おー……ウレシイナ』





「なんで片言なのっ!!」





『クックック……おら、来いよ』




「……むー……」





『ンな顔してっとデートしてやんねぇぞ』





「ふぇっ!?」





『ククッ……相変わらず奇妙な反応だなおい』





「デート?!デートできるのっ!?」





『あぁ。今日は後少しで終わるからな。午後からお前と出かけるかと思ってたところだ』





「〜〜〜〜っ!!!由紀大好きっ!!」





『おわっ!?…おっ前…いきなり抱きつくんじゃねぇ!』





「えへへー♪だって嬉しいんだもん!」





『…俺はあと少しで仕事が終わってフリーになるが……お前はそのカッコのままじゃぁ出かけるのは今日はなしかもなぁ…?』





「えぇっ?!待っ!ちょっ!きっ着替えてくる!!」





『ククク……1時に寮の近くまで迎えに行ってやる』





「っ!はいっ♪」





バタンッ
バタバタ……





『……ったく……だから静かにしろって言ってんだろーが……ククク…可愛くてたまんねぇなぁ…』







急いで帰っちゃったヒロインちゃん。

由紀の今の言葉は……当然聞こえてない、ですね。



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