｢くっそー……毎日毎日なんだってこんなあっちーんだよ！｣





｢うるせぇぞ佑！｣





｢そうだよ〜…亮の言うとおりだよ〜暑い暑い言ってたら余計に暑苦しいからやめてくれないかなぁ｣





｢んなこと言ってもよ〜…あっちーもんはあっちーんだよ｣





｢どうでもいいから早く食堂行こうぜ｣




｢寮内でクーラーあるのが食堂だけってのもツライよねぇ｣







"……が､欲しいなぁって…"





｢ん？今の声…｣





｢どした晃〜？｣





｢今あの子の可愛い声が聞こえたような……｣




｢ｹｯ何が可愛い声だっつの！キーキーうるせぇだけだろーが｣





｢また亮は……｣





"…う…が…欲しい…"






｢ホラまた｣





｢そこがアイツの部屋なんだから声くらいすんだろっ…て何してんだよ！｣





｢へへへ…なに話してるか気になんねぇ？｣





｢あ､俺も俺も〜｣





｢おい…やめろって…｣





｢亮も気になるくせに〜♪｣




｢なっ……気になんてならねぇよ！｣





｢またまたぁ〜｣





｢つーか､なんか亮の話ししてるみたいだぞ？｣





｢…は？！｣





｢結局気になってんじゃん｣



｢うるせ///｣






…………


｢そうよねぇ〜…こう毎日一緒にいるとねぇ…でもそんなこと中々言えないわよね〜…｣






｢梅か？｣


｢梅ちゃんだねぇ〜｣


｢いくらオカマでも部屋に２人きりとかどうなんだよ｣





｢まぁまぁ…亮はそういうとこうるさいよねぇ…彼女が出来たら束縛くんだね｣




｢っ！う､うる…｣

｢しー！！聞こえねぇだろ！｣







｢でも……やっぱり私…｣





｢りょうが…欲しい…？｣





｢はい……｣





｢｢えっ？！｣｣

｢……………はっ！？｣











続く…かもしれない←

.

©フォレストページ