Ｐ.７
雨の日は嫌いじゃない
胸に溜まった蟠ﾜﾀﾞｶﾏりを流してくれる
零れる雫を隠してくれる
呟く本音を掻き消してくれる
独りで濡れた日は…
真実を流して仮面を塗りつける
あなたがいたら・・・
この想いも心も言葉も伝わるだろうか
全てを雨のせいにして吐き出せるだろうか
臆病者は仮面の中で呟く
雨に掻き消される事を願って
それでもあなたに聴こえてほしいと
あなたの名前を呼ぶ
友達に送った年賀状です
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