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「………ロ、さん…」

(あ、野分の声だ。)

「……ヒロ…さん」

(そんな優しい声出すなよ、起こす気ないだろ?)

「……ヒロさん」

(んな、甘い声で呼ばれたら寝ちまうだろ?)

「ヒロさん…ヒロさん。」

(そんな優しく揺すったって、入眠促進にしかならねーし。)


甘い声と規則正しい野分の手に…

暖かくて甘い眠りに誘われる。


寝ぼけているのか夢を見ているのか、ヒロさんがへにゃりと笑う。

そんな可愛い顔を見たら、無理に起こすなんて出来ない。

少し天使の寝顔を堪能してから、10分後にまた起こそうと部屋を出る。



「野分!!てめー起こすって言ったじゃねーか!」

「起こしてましたよ、30回くらい。」

「は?知らねぇーぞ!」

「じゃ、寝てたんですね。」



甘い目覚まし...end


いかがですか?お楽しみ頂けたら幸いです!



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