ジャンプ系
□汚れた躯カラダ…護る志ココロ
3ページ/18ページ
土方が佐藤を部屋に通すと、佐藤はそのまま奥の寝室に足を進めた。
それに対し土方は寝室の前で足を止めた。
「………十四郎。今回の処分はどうすることも出来ない、わかっているだろう。」
寝室に入ろうとしない土方に嘆息し、言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
黙って聞いていた土方は、手を握りしめ…結んでいた唇を開く。
「だから…、だから貴方に頼もうと−−−」
「違う。『お願い』だろ?」
ニヤリと笑う佐藤に、土方はくしゃりと顔を歪ませた。
「来い、十四郎。」