BLACK 銀魂

□BLACK 銀魂 7話
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 また銀時がこうきに話し掛けようとした時、背後から土方がきた。


「万事屋ァ、何でテメェがいんだよっ」

「あん?大串君じゃないの」

「誰が、大串だっ!」


 いつもの様にヒートアップしそうな口喧嘩が始まりそうになり、こうきは自然と視線が下にいく。


 それを、見た銀時は珍しく引いた。


「ったく、これをお前に持ってきたんだよ、ほらよっ」


 土方はノートを片手でキャッチする。


「なんだコレ…こんなもん、何で俺に渡す」

「そっ、それは!」


 急に、山崎が現れて驚いた表情でいる。


「山崎、このノート知ってんのか?」

「もしかして…一見、何の変哲もないように見えるこのノート。 ひょっとしたら“ノートデス”かもしれない」


 深刻な表現で真剣に話す山崎は続ける。


「以前、何かの文献で読んだことがあるんです。なんでも、そのノートに名前を書くと、書かれた人を殺すことができるらしいって…」

「くだらねぇ、ジミーそんなもん信じてんのか? だから、いつまでたってもジミーなんだよ」


 と銀時が言えば、土方もアホらしいと続く。


「あの有名なミュージシャンや不可解な謎を残しながら死んでいったスターたち。 実は当時、陰でこのノートが使われていたという噂があるらしいんですよ」

 何故か山崎の怯えた様なオーラと言葉に半信半疑になる一同。 思い出した様に銀時が口を開く。


「…あっ、言うの忘れてたけど、土方君の名前書いてあったけど」

「こんな時に、バレバレ嘘つくんじゃねーよっ」

「嫌、本当だからね。だから、ここに持ってきたんだよ」


 土方はノートを開いた。


 そこには
土方十四郎の文字。
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