BLACK 銀魂

□BLACK 銀魂 1話
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「だりーなぁ、おい」


 男は、原付にまたがった。


「ちょっと銀さん、どこ行くんですか?」

「あぁー、うるっせーな。依頼だ、依頼」

「イヤ、絶対ウソでしょ。アンタさっきパチンコの広告みてたから」

「じゃあな、新八」


 銀時は、右手を上げ原付を走らせた。


「ちょっと、銀さーん」

(ほんと、勝手なんだから…)


 パチンコ屋に向かい原付を走らせる銀時。 途中、橋を渡るときに、ふと、川沿いに視線がいった。


 どこか、寂しそうな表情で、座りながら川を眺めている人物が目に入るが気にせず通り過きた。


 それから、日が暮れるそうな時間になった。


 万事屋に帰るために銀時は、また原付で橋を渡る。

 川沿いには朝と同じ光景があった。


 川を覗き込む姿は、その場から一歩も動いていない様に思えた。
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