駄文!

□うさぎのはなし
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鈴仙はまた月を見ている

悲しそうな…自分を責めるような…
そんな瞳で…


私はそんな鈴仙を見たくない…

鈴仙に私だけを見てもらいたい

嬉しそうな…楽しそうな…
そんな瞳で…







「鈴仙!」
私は後ろから抱きしめた

「てゐ!?どうしたの?」

鈴仙は驚いた顔をしていた…
私に気がつかれないように…
顔を伏せている…
その赤い目を隠すために…
泣いていたのを隠すために

「ねぇ鈴仙…私今から悪戯するから…目をつぶってて?」
私はそう言うの

「悪戯するって…そんなこと言われて普通は目をつぶらないわよ?」

でも鈴仙は目をつぶった
私から目を隠すかのように


私は鈴仙の頭を掴んでそっと唇に…


「ちょっとてゐ何をして…!?///」


鈴仙の顔は紅くなっていた
その両の瞳の赤よりも紅く…

「しょぼくれ月兎に悪戯しただけウサ///」

そう言い残して私は走って逃げた
鈴仙に私の顔を見られないようにするために

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