dream
□生徒会長×風紀委員長
2ページ/2ページ
「悪いけど、会長借りて行くよ」
『あっ、雲雀くん!!』
雲雀くんは役員に一言言うと、腕を掴んだまま生徒会室から出て行く。
『雲雀くん……コレって……』
応接室に居る私の目の前に白い束のプリントがどんっと置かれている。
「仕事だよ。会長が押し付けたんだから、会長にも手伝ってもらう」
そんな…。
雲雀くんが仕事を早く回せって言うから…(泣)
「会長なんだから、これくらいできるよね?」
『はっ、はい…』
会長の時の営業スマイルしかできなかった。
風紀委員長じゃなくて、雲雀くんが会長でも良いのでは。
「それに……」
『?……それに?』
せっせと仕事をしていた雲雀くんの手が止まる。
「会長の顔を見ていたら、仕事がはかどるからね」
顔を赤くし、照れながら言った。
これは、まさかの告白ですか?
『雲雀くん、顔が赤いよ?』
面白そうなので、わざと雲雀くんの側に近付いて、含み笑いしながら肩をつつく。
「かっ、かみ、噛み殺すよ!!」
あっ、今噛んだ。
やっぱり、私が会長として委員長を動かさなきゃね。
生徒会長×風紀委員長
(風紀委員長は会長に頭があがらない)
(会長が可愛すぎるからだよ)
End.
------------
私は一応、生徒会長なんです。
体育祭のスローガンの垂れ幕を作ってる時、雲雀さん来てくれたらな。と妄想で思いついた物でA^_^;
.