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□青春
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ぴら。

「何してるの藤くん」

「青春」

「え?」

「いや、さっき高校生のカップル見たんだけど女子のスカートがすげぇ短くて相手の野郎はあのスカートをめくる権利を持ってんだなーと思ったらムラムラしてさ」

「清々しいほど赤裸々で僕は次に藤くんが何て言うのか怖くて仕方ないんだけど、それでどうして僕の白衣をめくることになるのかな」

「俺あんたのこと好きだろ」

「いつもありがとうね。それで?」

「あんたの服って色気も何もあったもんじゃねーじゃん?いや、俺的にはムラムラするんだけど」

「僕はどう答えたらいいか分からないよ」

「でもまぁ俺だって男だし、女子のスカートにドキドキするぐらいの人並みの思春期はあるわけで」

「うんうん」

「スカートの何がドキドキするって見えるか見えないかのあのチラリズムじゃん」

「藤くんがそういう話してくれるとホッとする反面、この先の展開が怖くなるのはどうしてかな」

「まぁ聞けよ。で、ここで大事なのは誰のチラリかなわけだ」

「うん…」
 
「いま俺はあんたが好きだし」

「重ね重ねありがとうね」

「でもさっき言ったようにあんた服に色気ねーし、スカートはかねーし、まぁはいて欲しくもねーけど」

「当たり前だよ!」

「それでめくるもんっつったら白衣しか思い付かなかったんだよ!」

「わけが分からないよ!?」
 

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