文章


□ソーニャの献身
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※もぶ×シーザさん














あぁあ ぎっ
ぎしぎしぎしぎりぎり
羽もない靱かな背中が軋み
ながら靤くが
男Aは容赦してやれなんだ
肋骨の隙間に指を喰いこま
せてあげようとしたら
思いの外肉は拒んで
うまくいかない、
哀れになって
無理矢理太い爪を汗ばんだ
肌にめり込めば皮膚が
絶叫してぺろりと生肉を
曝したので男Aの爪は
汚くなってしまうが
背に括った両手首が
荒い縄にどんどん剔られて
ゆくのを男Aは黙認した

散らかった金髪に些か発情
しやがったので渾身の力で若い首を愛でた。
この幾らか忘れた青年は
なかなかに男Aを満たすの
だけれど夜が明ければ
つまらない男に成り下がり
今の大水青の色気は朝露と
一緒に死んでしまうのだ
あまりに口惜しいではない
か!と、急遽首への愛撫を
中止すると突然の酸素を
受け切れず阿呆のように
咳込む青年の様があんまり
綺麗だったので
ぎしりと男Aは呼吸の整わ
ないうちに行為を進める
ことにした
青年は呆気なくがくがく
震え白目剥きながら
くたばって唾液だらだら
垂らしたうちに男Aは
あ、忘れていたよすまない
すまないと、誘って大きく
上下する肋骨をばきりと
圧迫。
激痛に目覚めた青年の
痣だらけの長い足が美しい
ので男Aは名を聞いた。

あぁああぁああ…あ あぁ

うるさいねえ
ばきり。




ソーニャの献身





男婦のまね事したら
エライ目にあってしまった
シーザのつもりで書いたの
に名前出しそこねたせいで
金髪の誰か状態。
 

 

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